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2022/01/24 15:59

お店の名前が「Spoons/スプーンズ」にかわりました。

いささか唐突ではありましたが、店名を「MOLEN」から「Spoons」と変更させていただきました。先週末に新しい店名の元となる自動人形作家のポール・スプーナー氏と話あいを重ねたのですが、良い結果になったと喜ん...

2022/01/22 13:10

ハゲワシを伴ったアヌビスの神

Anubis with Vulture.ハゲワシを伴ったアヌビスの神この作品は「自分の妻にオートマタ(自動人形)をプレゼントしたい」というある男性の要望に応える形で制作されました。その男性の奥さまがシャム猫をとても大...

2022/01/22 11:57

未来につながる、美意識とものづくりの楽しさが伝わる現場を目指して

私たちはまたも「第六の波」とやらに翻弄されています。これまでも生活が変わらざるを得ない人たちが生まれ、同時にほぼ全ての人たちの人生観が一変したかのようにも思えます。こんな時は「何か大切なことを考え...

2022/01/13 14:02

「パイプのない男」の話

ポールスプーナーの画集『ポール・スプーナーの世界」に掲載された「The Man with No Pipe / パイプのない男」という世にも奇妙な作品のお話。詳細は割愛しますが、結論から言えば、実は男にはパイプがあったとい...

2022/01/11 16:38

哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語 その6

The Mill Girl and the ToffBy Paul Spoonerプロポーズが繰り広げられている”舞台”の下では、二つの棺桶がクルクル勢いよく回っていて、つまり「出自(育ち)の差は墓場まで」という意味が透けてみえてきそうです...

2022/01/11 15:20

哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語 その5

さて、なぜそれほどまでにポール・スプーナーの話に聞き入ってしまったのか?そのきっかけはこの作品から始まります。「ミルとトフ」です。場面は産業革命時代の紡績工場。父親が一代で築いた紡績工場。その御曹...

2022/01/11 14:20

哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語 その4

家族や自分を蔑ろにし金儲けを優先させた仕事。目の前の生活を成り立たせるだけの仕事。それまで「仕事あっての家族やおのれである」という思想から抜け出すことができない、あるいはその考え方を続ける限り、や...

2022/01/11 14:14

哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語 その3

しかし、ポール・スプーナー氏に会い、彼の話を聴くにつれ「作家の人柄を知ること。作品を深く観察し理解すること。更にそのことを根気よく重ねること。」こうしたことが美術家やそのコレクターの基本、いや人と...

2022/01/07 14:12

哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語 その2

しかし、ポール・スプーナー氏に会い、彼の話を聴くにつれ「作家の人柄を知ること。作品を深く観察し理解すること。更にそのことを根気よく重ねること。こうしたことが美術家やそのコレクターの基本、いや人とし...

2021/10/21 16:31

哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語 その1

イギリス・コーンウォール州にあるポール・スプーナー氏の自宅を初めて訪ねたのは2002年の5月に遡ります。そこで私が目にしたのは「哲学的な美術を日常として楽しむひとりの男の物語」でした。物語とは書きました...